メタルフリー治療

メタルフリー治療とは金、白金、銀、パラジウム、錫、銅などの金属を使わないで歯の一部あるいは欠損部位を修復する治療です。用いられるのはジルコニア、ガラス系セラミック、ポーセレン、硬質レジン グラスファイバーなどです。メタルフリー治療は金属アレルギーの方に行われる治療ですが、アレルギーはいつ起こるともわからない病気なので、センシティブな方は予防的に行います。

自分の口には金歯や銀歯は入っていないからメタルフリーだと思っていても、従来から行われていた、メタルボンドやレジンフェイシャルクラウンなどの審美修復では表には金属は見えませんが、土台や芯に金属がつかわれています。

アレルギーについては様々な研究がされていますが、患者の数は増える一方です。

今後はメタルフリーの治療がベースになるよう各方面で検討されることを期待しています。

しみる!虫歯なの?知覚過敏なの?

定期検診以外で来院される患者さんの主訴の一番多いのは、”詰め物かぶせ物が取れた。”ですが、二番目は”しみる”です。

しみる理由は虫歯、歯の破折、知覚過敏、まれに歯茎の炎症などが考えられます。

知覚過敏は正式には歯頸部知覚過敏と言い、加齢による歯肉が痩せて歯の根の部分が露出することにより生じる現象で人によっては20歳代の前半から発症します。

歯ブラシで生え際を磨くと鋭い痛みを感じたり、冷たいもの熱いものを飲食したときに痛みを感じるのが特徴です。

虫歯でしみるのとの判別は難しいのですが、私たちが診断するときは歯のいろいろな部分に刺激を与え、痛みを感じる場所の違いにより判断します。

ご自身で判断するのは困難なうえ、虫歯でしみている場合には放置するると重篤な状態になる場合が多いので、歯科に受診し、診断してもらうことをお勧めします。

接着性ブリッジ

ブログの更新をしばらくしていなかったので、何について書こうかと考えたのですが、お問い合わせの比較的多い接着性ブリッジについてお話しさせていただきます。メリーランドブリッジと呼ばれることもあります

通常のブリッジとは抜けてしまった歯の両脇の歯の全周或いはほぼ全周を約1mm削って、抜けた部分をふくめた連続した冠形態の人工の歯を被せ抜けたところを補う治療法です。この治療は両脇の歯がすでに虫歯などで大きく治療してある場合は問題はないのですが、両脇の歯が健全歯或いは小さな虫歯の治療のみの場合、良い歯を削ることになります。

接着性ブリッジとは、抜けた部分の両脇の歯の表層を磨く程度(0~0.5mm)削り、冠形態ではなく薄い板状の金属あるいはセラミックと抜けた部分を補う人工の歯を一体成型し、削った部分に張り付ける治療法です。

これは、最近の歯科用接着剤が歯の表層組織であるエナメル質に強く接着することを利用した治療法で、両脇の歯が大きく摩耗していたり大きな虫歯のあったり、大きな治療を受けている場合には適応しません。

歯をあまり削らずにブリッジを入れられるのでメリットは大きいのですが、通常のブリッジに比べると外れやすいのが欠点です。また2歯以上連続して抜けているケースには適応できません。

接着性ブリッジは歴史的には30年ぐらい前から行われていますが、保険適応になってからは10年未満です。そのため行っていない医療機関の方がまだ多いようです。

ブリッジは通常型のもの、接着性ブリッジともに抜けた部分で噛む力を隣の歯が負担するので、削る量に関わらず両脇の歯の根を痛めるリスクが増えるので、全身状態に問題がなく治療費が負担できる人は、最近ではインプラントが第1選択になっています。

セラミック矯正って何?

最近、某大手美容外科のCMでセラミック矯正なる言葉で歯並びをきれいにする治療が宣伝されています。歯科医としては違和感のある言葉で、これは本来の歯科矯正とは全く異なった治療です。歯科矯正とはさまざまな矯正装置を用いて歯を移動させ、歯並びを改善するもので、歯を削ったりはしません。

セラミック矯正と呼ばれている治療は歯を削ってセラミックをかぶせたり、あまり削らずにセラミックを張り付けたりする治療です。歯科の専門用語では補綴とよばれる治療の一部で、ブリッジや入れ歯の治療の仲間になり、一般歯科医なら基本的に誰でもできなければいけない治療です。

ただ患者さんにとっては、セラミックを使って歯並びを改善する治療をわかりやすく表現する言葉なのかもしれません。

当院でもそのような治療は日常的に行っているので、今後は説明の時に使わせてもらおうかとも考えています。

CTスキャンの導入

今月末に新しいレントゲン装置3D CTスキャンを導入することになりました。3次元的にはや歯の周囲の骨などが観察できるため、有用な機械なのですが、なにぶん高価なものなので、当院のような小さなクリニックでは今まで導入できずにおりました。価格的に大分こなれてきたので、ようやく導入できることになりました。

今までは必要な際は、当院から歩いて20分ほどの専門業者にお願いしており、患者様にはご迷惑をおかけしておりましたが、今後は当院で十数秒で撮影できるようになり、ほっとしているところです。