大阪府知事の発言

昨年末から感染者数も再度増えて来て、医療崩壊も現実のものとなってきています。コロナウイルスの性質から日照時間、気温、湿度が下がれば、こうなることは予想できていたのに、十分な対策がされてこなかったための現状があります。

昨日、大阪府知事が歯科医院でのクラスター発生がないことについて何か秘密があるかのようなコメントがありましたが、何も特別なことをしているわけではなく、専門家の指示を的確に守っているだけのことだと思います。マスクのつけ方扱い方一つにしても、医療関係者と一般の人では感染リスクが違うと思いますし、その様な細かな意識の蓄積が功を奏していると思います。

飲食店の時短要請が、現在の緊急事態宣言下での主な対策ですが、1回目の緊急事態宣言からの半年間に飲食店が医療機関のように統一的に感染対策がされていたならば、その必要はなかったのかもしれません。

お酒を飲むような席で、食事をしながらすべての人が常にきちんとマスクをしたまま会話することは不可能です。各テーブルを大きく離し、テーブルごとに個人をアクリル板で大きく遮蔽し、声が通るように一部に穴をあけて、その穴をウイルスを通さない素材で覆うようにするとかすれば、家族以外と会食しても、感染は広まらないかもしれませんが、出来る店舗は限られているでしょう。

暖かくなれば、今よりは感染は広まりにくくなると思いますし、ワクチンがある程度効けば、収束に向かうかもしれません。もう少しの辛抱であることを祈るばかりです

無題

新型コロナの話題から、なかなか離れられない期間が続きますが、身近に感染者がいないと、実感がわかないと思われてる方も多いのではないでしょうか。近隣の飲食店を見ても、店の外にテーブルを並べているようなお店はコロナ前と同様の来客が見られるところもあります。外であることが、感染に対する安心感を呼ぶのでしょう。

これから寒くなってくると、夜間の外での飲食はだんだん難しくなってくると思われます。

飲酒を伴う飲食はどうしてもマスクは外していますし、飛沫の実験を見ても室内だと感染リスクは高いように思います。店内の客数を制限し、テーブルの間隔を空ければ店全体でのクラスターは防げるかもしれませんが、同じテーブルで会話し飲食している人の間での感染は防げないでしょう。会食等は、基本感染していないというお互いの信頼の上に行われているのでしょうが、無症状の感染者がいる以上、その信頼は根拠のないものでしょう。

感染しても重症化するリスクの少ない年代、発症しても多少仕事を休んでも大丈夫な人は、世の中の経済を回すために、活動を再開してもいいのかもしれませんが、医療従事者は、もう少し我慢しなければばらないのかと思っています。

withコロナ afterコロナ

東京を中心にまだまだ毎日多数の感染者数が報告されています。withコロナとは言っても、現状は非常事態であることは間違いありません。

そう簡単に収まりそうにない勢いだし、有効なワクチンの開発と普及は難しいのかもしれませんが、過去のウィルス性の感染症を考えれば、集団免疫やウイルスの弱毒化によっていずれは収まるでしょう。

収まれば、また満員の劇場やスタジアムは戻ってくるだろうし、大勢での宴会や飲み会も復活するでしょう。

今回の騒動で変わってしまうのは、都市部のオフィスワーカーの働き方でしょう。リモートでの仕事に大きな問題がないことが確認され、遠距離の通勤の苦痛や時間的ロスが必ずしも必要でないことが明らかになり、都心のオフィス需要も半減するでしょう。

afterコロナとは人々の生活圏、家・家族とのかかわり方、繁華街やオフィス街のあり方の大きく変わる世の中となるでしょう。

これまではオフィス街の歯科としてやってきた当院も、大きく変化していく必要があるかもしれません。

新型コロナウィルス感染症と歯科との関係

全国で緊急事態宣言が解除されましたが、先週に比べ今週は感染者数も増え、町の人出を見ると、容易に収束しないことが想像されます。

完全に社会活動を停止させれば治まるのかもしれませんが、それでは経済的に困窮してしまう人が多く出てしまうことは明らかです。医療崩壊を起こす程度の多少の感染者数を容認しながら社会経済活動をを再開させたというのが現実的なところでしょう。

最終的には集団免疫を得ることによって収束するという考え方もあるわけですから、ここで重要なことは、医療崩壊を起こす程の感染者を出さないこと・感染した場合に重症化して命を落とすことがないようにすることです。

日本疫学会のレポートによると、新型コロナウィルスで死亡する方の多くが敗血症の兆しが見られ、そのスコアが死亡の危険因子として強い相関があったとということです。つまり元々はウィルス性の肺炎でも、死ぬようなときは細菌の関与も大きいということだと思います。

心臓・肺に到達する細菌は口腔内からくると考えられています。口腔内の細菌が口腔粘膜を突き破り体内に入ってきやすい状態が、歯周病・重度の虫歯・破折崩壊した歯根の残存などの歯科疾患です。

つまり、痛くはないが歯茎から膿が出ている状態などは、新型コロナウイルスに感染したときは、重症化のリスクになる可能性があります。

長期戦の様相を呈してきた新型コロナウイルス感染症に対して、口腔内の健康状態の管理が必要な時期に入ったと、考えています。

緊急事態宣言2か月目における歯科治療

当初の予想どおり、1か月では収まらず緊急事態宣言の期間が延びました。2か月目となると、通院しなければならないケースも多少変わってきます。

メインテナンスで定期的に通院なさっていた方の内、歯周ポケットの深い部位があり毎月通っていた方の場合は先月は通院を控えた方も今月はメインテナンスした方が良いでしょう。それ以外2~6か月間隔でメインテナンスしていた方で、先月時期が来てしまった方は、6月まで見合わせても大丈夫だと思います。

根の治療の途中で、1か月以上中断している方は今月は少なくとも1度は通院した方が良いと思います。

詰め物、被せ物、入れ歯などの歯型を採ってから、1か月以上間が空いてしまった方は、早急に通院した方が良いでしょう。仮歯が取れてしまっていたりすると、適合しなくなっている場合があります。

歯科医院のほとんどは現在、いつも以上に院内感染対策を一生懸命行っており、実際スタッフの外部での感染からの医局内クラスターの発生の1例を除けばクラスターも発生しておらず、三重で歯科医師が感染して治療したケースでも、患者さんにはうつらなかったと聞いております。

絶対安全とは申せませんが、各医院での対策をご確認の上、状況に応じて通院の再開をする時期かと思います。